芒種の頃 |
「稲の穂先のように芒(とげのようなもの)のある穀物の種まきをする頃という意味であるが、現在の種まきは大分早まっている。西日本では梅雨に入る頃。」…とある。
昔に比べ、田植えはひと月以上も早くなっている。
「初夏に麦を秋には米を」と言った昔と違い、麦を作らなくなった田圃では、台風の影響を避けるために時期を早めているとか…。
そういえば、冬の寒い朝に麦踏みもしたっけ…;;。
この辺りの田植えもほぼ終わり、水田の虫をついばむ鳥たちを目にすることが多い。
ツバメはもちろん、カモや最近はサギをよく見かける。
灰色のサギ、白サギもよく目にする。
そしてこちらは、まぎれもなくカップル?…ではなく、マガモの雄同士カモ…^^;。
これ以上近づくのは無理だった^^;。
小学生の頃、「農繁休暇 」で学校が一週間ほど休みになったのは、確か6月も半ば過ぎだったような気がする。
田植えの時期と稲刈りの時期に、子どもたちも手伝いにかり出される。
ぬかるんだ田圃に素足で入り、4~5人で横一列に並んで苗を植える。
ヒルに食われて泣きそうになったり、田圃のげしでおむすびをほおばったりしたこと…。
当時にすれば、久しぶりに親戚が集まる、一大イベントだったのだろう。
田圃のあぜ道を、はしゃぎながら帰る子どもたちを見ていると、
そんなひとときが懐かしく想い出される。
今ではそんな休暇も、手伝う子どもたちもないけれど…。
我が家は農家ではありませんでしたが、祖父母がわずかに稲作をしていたので、親戚が集まり田植えや稲刈りをしていました。農繁期に見られる農村ならではの光景です。
今では隣に住む叔父夫婦が、米や野菜を作って、実家のわずかな田や畑を守ってくれています。