母の手作り『テディベア』 |
10年ほど前に母が作ったものだ。
母の足の状態がよく、私たちのところに行き来していた頃。
知人のお母様の、手作りベアの展覧会を見に行ったのが始まりだった。
その後、スターターキットを手始めに、古い布団の中綿を利用したり、材料を買ったりしながら、かなりの数を作っていた。
尋ねると、友達にあげたりバザーに出したり、委託販売もしてもらったりで、熱を上げていた5年ほどの間に200体くらいは作ったと言う。
当時あまりの熱心さに、妹と相談して、母の名前の入ったオリジナルタグをプレゼントした。
ベアのお尻のところに付いているのがそれ^^。
アメリカにいる長女のホストフレンドに、その翌年は長女の結婚祝いにと、ウエディング・ベアも2組作っている。
最近になって、作り置いていたものを、お世話になっている介護施設にと持って行ったら、欲しがる人がいて一つあげたと言う。
そしたらまた別に欲しい人がいて、もう一つあげることになった。
縁側に並べたベアの中から、『今度は赤いベストの子にするよ』と一つ選んだ。
これが何かいい切っ掛けにならないかな〜。
また、作りたいと言わないかな〜。
少しだけ期待しながら、出かける母に手を振った。
ん、そう言えば、我が家にも確か一匹いたよ。
これはかなり腕が上達した頃作ったもの。
ちゃんとタグも付いている。
だいぶ手慣れた頃から、布地も上質なものを使うようになっている。
この手の母がお気に入りのものは、自分の部屋にまだあるらしい。
何しろ元手がかかってるからね^^。
いつも見よう見まねで編み物や洋裁を習得した母。
ベアが身につけているものもすべて、母の手作りである。
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5年ほど前、あるイベントにパネル参加した時のもの。
母のベア作りへの思いが綴られている。
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