サツマイモの蔓で… |
栗と一緒に叔母が届けてくれた。
随分昔、家庭菜園をしている人に貰って作った蔓のきんぴらを、
もう一度食べたくなって叔母に頼んだのである。
まず、重層をひとつまみ入れて茹でて、水にさらし、
筋を取って食べやすい大きさに切り、もう一度水にさらしてザルにあげると…、
きれいな翡翠色。
ごま油で炒めて味付けして…
きんぴらにした。
香りこそないけど、ツワブキに似た食感…。
食料不足の時代に育ったの母や叔母たちには、珍しくもないサツマイモの蔓だけど、この時期にしか味わえない素朴な味は、ほんの少し気持ちを豊かにしてくれる。