“今”と向き合うことで |
母は思いの丈を先生に打ち明けた
母の長い話を聞いたあと
先生は、ゆっくり話しかけた
『今の状態を認めることからですね』
『どうして良くならないんだろう
どうして自分はこんな思いをしなくてはいけないのだろう
そんな思いを断ち切ることからですね』…と
若い頃から父の仕事の関係で、男並みの働きをしてきた母
長い間、随分無理をしてきた
そのせいで、かなり身体を痛めている
傷んだ原因が見つかると
ここを治せば良くなるだろうと何回か手術も試みた
手術をすれば良くなるだろう
薬を飲んでいるのに良くならない
なぜ自分だけがこんな思いをしなくてはいけないのだろう
いつも良くならない自分を責め
自分に起きたことを
周りの人や何かのせいにするようだった
現状を素直に受け止め
病気と寄り添うように
毎日の小さな“よかったこと”を思い浮かべよう
それからの母は
肩の力がふっと抜けたようだった
母の変わりようは
周りの空気をも変えた
一人のお医者さまのひと言で
からだのどこかに
わからない場所に
刺さっていた小さなトゲがとれたように
気持ちがほっと和らいだ
言葉の力は素晴らしい
そう思わずにはいられない
ふとしたことがきっかけで
さりげない言葉で、力を貸してくださった先生に
その先生に出会えたことに感謝したい
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